「歯医者に行くのが嫌で、虫歯を放置してしまっている」
「忙しくて虫歯治療に行けない」
このような理由で虫歯を放置していませんか?
虫歯が自然治癒することはなく、放置すればするほど悪化します。さらに、虫歯を放置すると口腔内だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすため非常に危険です。
本コラムでは、虫歯を放置するリスクを解説します。
虫歯は早期発見・早期治療が重要です。口腔内の健康を維持するためにも、本コラムを参考にしてください。
虫歯を放置するとどうなるのか
虫歯を放置すると、次のような症状や疾患が起こるリスクが高まります。
・歯ぐきの腫れや強い痛み
・歯の喪失
・副鼻腔炎、骨髄炎などの全身の炎症
・脳梗塞、心筋梗塞、脳静脈血栓症
虫歯を放置すると、症状は徐々に進行していきます。
はじめは軽い痛みや冷たいものがしみる程度ですが、そのまま放置を続けると、歯の神経に達して激しい痛みが起こります。
さらに進行すると、歯の根っこの部分(歯根)に膿が溜まり、頬が腫れることもあります。
痛みは夜も続くため、眠れなくなってしまう方も少なくありません。最悪の場合、歯が崩れたり折れたりして、大切な歯を失ってしまう可能性があります。
さらに注意していただきたいのは、虫歯の影響は口腔内だけに留まらないということです。
虫歯菌が身体に取り込まれると、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。
たとえば、歯の根元から入った細菌が、鼻のむくみや痛み(副鼻腔炎)を引き起こしたり、骨の中まで感染が広がったりすることがあります。
特に注意が必要なのは、細菌が血液中に侵入するケースです。血液中に入った細菌は血の塊(血栓)を形成することがあり、この血栓が脳や心臓の血管に到達すると、脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な疾患を引き起こす可能性があります。
このように、小さな虫歯でも放置してしまうと、全身に悪影響を及ぼす可能性があります。早めの治療が何より大切となるため、虫歯の疑いがある場合は速やかに歯科医院を受診しましょう。
虫歯について詳しく知りたい方は次の記事もあわせてご覧ください。
虫歯とはどのような状態?原因や放置する危険性を解説
当院の虫歯治療の特徴
当院の虫歯治療で大切にしているのは「できるだけ歯を削らない・抜かない・神経を残す」という考え方です。
一度削った歯や、取り除いた神経は二度と元には戻りません。そのため当院では、治療による歯へのダメージを抑えるべく、削る箇所は最小限とし、患者さまの大切な歯を守り、長期的な健康維持に努めております。
今ある歯を大切にしながら虫歯治療を行いたい場合は、お気軽に当院までご相談ください。
Q1:放置していた虫歯の痛みが突然なくなりました。自然に治ったのでしょうか?
A1:いいえ。虫歯を放置した結果、歯の神経が死んでしまい、一時的に痛みを感じなくなった可能性があります。できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。
Q2:歯科治療の痛みが不安です。痛くない治療を受けられますか?
A2:はい。当院では痛みを最小限にした「無痛治療」を提供しています。また、お口のコンシェルジュによるカウンセリングも実施しており、安心して治療を受けていただくための環境を整えています。