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LALAごうだ歯科矯正歯科ブログ

矯正中に喋りづらくなる原因と対策法

矯正中に喋りづらくなる原因と対策法

「矯正を始めてから、なんだか喋りづらくなった気がする…」
「滑舌が悪くなった気がして、あまり人と話したくない……」

矯正治療中の方のなかには、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、矯正中に喋りづらさを感じる原因と具体的な対策法を解説します。

歯列矯正中に喋りづらくなる原因

矯正治療による発音のしづらさは、矯正方法や装置の種類によって異なります。

▼ワイヤー矯正(表側矯正)
歯の表側に装置を取りつけるため、舌の動きは制限されません。しかし、唇や頬の内側にワイヤーやブラケットが当たり、痛みや違和感で喋りづらくなるケースがあります。

▼ワイヤー矯正(裏側矯正)
歯の裏側に装置をつけるため、矯正装置自体は目立ちません。しかし、舌の動きが制限され、発音が不明瞭になることがあります。

▼マウスピース矯正
取り外し可能な透明のマウスピースを使用する矯正方法です。見た目に影響が少ない一方、マウスピース装着中は唇や舌、歯などの感覚が変わり、発音しづらいと感じることもあります。

これらはいずれも装置によって起こる一時的な変化です。ほとんどの場合は、装着を続けることで慣れ、発音も改善していきます。

歯列矯正中の喋りづらさの対策法

矯正中の発音のしづらさは、多くの場合、慣れによって自然に改善していきます。矯正方法にもよりますが、一般的に数週間~1ヶ月ほどで順応するでしょう。
そのほかの対策法を以下でご紹介します。

▼ゆっくり話す
喋りづらさを感じている場合は、焦らずゆっくり丁寧に話すことを意識しましょう。はっきりした発音を心がけて喋ることで、相手とのコミュニケーションがスムーズになります。

▼口腔内の乾燥を防ぐ
口腔内が乾燥すると、唇や舌の動きが鈍くなり、発音が不明瞭になります。水分補給をこまめに行い、唾液の分泌を促しましょう。

特にマウスピース矯正の場合、「喋りづらいから」といって自己判断で装着を中断すると、治療計画に支障をきたします。必ず指示どおりに装着を続けてください。装置の違和感が強く、会話に大きな影響が出ている場合は、まずは歯科医師に相談することが大切です。

矯正中の喋りづらさは一時的なものが多く、工夫と時間の経過により徐々に改善していきます。気になる症状が続くときは、早めに歯科医院へ相談して適切なアドバイスを受けましょう。

当院では、患者さん一人ひとりに合った矯正方法をご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。

 

Q1:歯列矯正中に特に発音しづらい音はありますか?
A1:はい、矯正装置が舌の動きに影響するため、「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」が発音しづらいことが多いです。

Q2:人前で話す機会が多いです。滑舌に影響が出にくい矯正方法はどれですか?
A2:表側矯正は、舌の動きに影響を及ぼしにくいため、喋りづらさを感じることは少ないです。ただし、歯並びや口腔内の状況によっては別の矯正方法のほうが適している場合もありますので、まずは歯科医師にご相談ください。

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