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LALAごうだ歯科矯正歯科ブログ

口の中がネバつく・口臭が気になる…それ、歯周病かも?

口の中がネバつく・口臭が気になる…それ、歯周病かも?

「朝起きたとき、口の中がネバつく……」 「最近、口臭が強くなった気がする……」
その不快な症状は、お口の健康状態が悪化しているサインです。
口のネバつきは、唾液の分泌低下や細菌の繁殖などによって生じます。放置すると虫歯や歯周病を進行させるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
本コラムでは、口のネバつきや口臭の主な原因と、自宅でできる改善・予防方法を詳しく解説します。日常的な不快感を解消し、口腔環境を健康に保つためにも、ぜひご参考にしてください。

口のネバつきや口臭の原因

口のネバつきや口臭は一時的な生理現象であることもあれば、歯周病や全身の健康に関する問題が隠れている場合もあります。ここからは主な原因について解説します。原因によって対処法は大きく異なるため、正しく理解しておきましょう。

原因1:生理的現象

誰にでも起こりうる口のネバつきや口臭は、「生理的口臭」と呼びます。これは病的なものではありません。
緊張やストレスにより、一時的に唾液の分泌が減少して口腔内が乾燥し、ネバつきや口臭を感じやすくなります。朝起きた直後に口臭が強いと感じるのも、睡眠中の唾液分泌が減っているためです。

原因2:口腔内の問題

口のネバつきや口臭を引き起こす口腔内の問題として、代表的なのは歯周病です。進行すると、歯ぐきの腫れや出血、歯の動揺といった症状もともないます。
また、オーラルケアが不十分で口腔内が不衛生になると、ネバつきや口臭が強くなります。

原因3:全身的な問題

加齢や薬の副作用、口呼吸、糖尿病や膠原病などの全身疾患によって唾液量が減少すると、口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、慢性的な口のネバつきや口臭を感じることがあります。

口のネバつきや口臭の改善・予防方法

口のネバつきや口臭を感じたら、まずは応急処置としてうがいや水分補給を試してみましょう。口腔内の乾燥を和らげることができます。外出先ではキシリトールガムを噛むのも有効です。唾液の分泌を促し、一時的に口臭を抑えることができます。

しかし、根本的な改善のためには毎日の丁寧なセルフケアが欠かせません。歯ブラシやデンタルフロスでプラークを、舌ブラシで舌苔を取り除くことで、細菌の繁殖を防げます。さらに、定期的に歯科検診を受け、歯石除去や専門的なクリーニングを受けることも大切です。

また、唾液の分泌を促すために以下の方法も効果的です。

・水分をこまめに摂取する
・唾液腺マッサージを取り入れる
・よく噛んで食事をする

ストレスの蓄積も唾液分泌低下につながるため、リラックス・リフレッシュする時間を意識的に確保することも予防につながります。

口のネバつきや口臭を感じたら、まずは歯科医院で原因を調べてみましょう。早めに適切なケアを始めることで、快適な口腔環境を取り戻せます。当院でも口のネバつきや口臭のご相談を承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

Q1:口のネバつきや口臭に、マウスウォッシュは有効ですか?
A1:はい、一時的には有効です。しかし、アルコールを含むマウスウォッシュを頻繁に使用すると、唾液分泌量が低下してしまう恐れがあります。また、清掃不良や歯周病による症状の場合、マウスウォッシュでは根本的な改善は見込めません。

Q2:人から指摘されたことはありませんが、口臭がある気がします。歯科医院で客観的に測定してもらうことはできますか?
A2:はい、口臭測定器によって測定することが可能です。心理的要因による「口臭恐怖症」の可能性もありますので、まずはお気軽にご相談ください。

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