「頭痛が長引いている…」
このようなお悩みを抱えていませんか?
頭痛が長引いている原因の一つに、虫歯が考えられます。
虫歯が引き起こす頭痛の種類や特徴を理解し、適切な治療法を選択することで、頭痛の根本的な改善につなげられます。
本コラムでは、意外と知られていない虫歯と頭痛の関係性を、最新の医学的知見をもとに解説します。頭痛薬が効かない、原因不明の頭痛でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
虫歯と頭痛のつながり
虫歯が関わっている頭痛の原因は次の通りです。
・筋緊張性頭痛
・歯髄炎
・歯性上顎洞炎
・脳静脈血栓症
・脳炎
筋緊張性頭痛とは、虫歯が原因で噛み合わせが悪くなることにより起こる頭痛です。あごの筋肉をバランスよく使えなくなるため、片側だけが緊張した状態になります。この状態が続くと、こめかみや後頭部の痛みなどの不調を引き起こします。
歯髄炎は歯の神経と血管の束である「歯髄」にまで虫歯が達し、炎症を起こした状態です。
歯性上顎洞炎は、虫歯により頬の裏側にある空洞「上顎洞」に炎症が起きた状態で、頭痛のほか、副鼻腔炎など顔から頭にかけての症状を引き起こします。
脳静脈血栓症は虫歯菌が血流によって脳の静脈に達し、血栓をつくった状態です。頻度は高くありませんが、急を要する症状です。
脳炎は、脳に白血球が入り炎症を起こした状態です。虫歯菌により脳炎が起こった場合は、感染性脳炎に分類されます。頭痛のほか、発熱や意識障害、けいれんなどを起こし、日常生活が困難な状態に陥る恐れもあります。
特に脳静脈血栓症と脳炎は緊急性の高い病気です。これらの症状があらわれる前に、虫歯の治療を行いましょう。
虫歯による頭痛の対処法
虫歯が原因となっている頭痛の対処法は次の通りです。
・虫歯の治療
・噛み合わせの治療
虫歯によって頭痛が起きていると考えられる場合、虫歯を治すほか、噛み合わせの治療が必要になります。
歯科医院での治療がすぐに受けられない場合には、次の応急処置を検討してください。
・痛む場所を冷やす
・市販の鎮痛剤を服用する
・安静にする
上記はいずれも対症療法です。根本的に頭痛を治すには、虫歯や噛み合わせの治療が必要です。
虫歯による頭痛のリスクを下げるには、定期的な歯科検診による虫歯の早期発見・早期治療が大切です。長引く頭痛でお悩みなら、歯科検診を受診してみてはいかがでしょうか。
Q1:虫歯以外のお口のトラブルで、頭痛が起こることはありますか?
A1:はい、あります。歯周病や顎関節症などで頭痛が起こる場合があります。
Q2:虫歯がある場合、頭痛以外にどんな症状が起こりますか?
A2:口腔内の症状以外では、肩こりや首のこり、腰痛、吐き気、めまいなどの症状が起こる可能性があります。