
「歯医者さんは、歯が痛くなったりむし歯ができたりしてから行く場所」と考えていませんか?
実は、日本人が歯を失う最大の原因は、むし歯ではなく「歯周病」です。
歯周病は自覚症状がないまま静かに進行することから「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれ、気づいた時には歯がグラグラになっていたというケースも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、問題が起きる前にお口の健康を守る「予防歯科」の取り組みです。
今回は、歯周病のリスクや予防歯科の役割、今日から始められるケア方法について詳しく解説します。
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なぜ歯周病で歯を失ってしまうのか?
歯周病は、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に溜まった細菌(歯垢・プラーク)が原因で引き起こされる炎症性疾患です。
歯周病が進行するメカニズム
01.歯肉炎:歯垢の中の細菌によって歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きの際に出血しやすくなります。
02.軽度〜中等度歯周炎:炎症が歯ぐきの奥深くまで広がり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始めます。
03.重度歯周炎:歯槽骨の大部分が溶けてなくなり、歯がグラグラ動くようになって最終的に脱落します。
初期段階では痛みや強い自覚症状がほとんどないため、受診が遅れがちになる点が歯周病の最も恐ろしい部分です。また、近年では歯周病菌が全身の健康(糖尿病や心疾患など)にも影響を及ぼすことが明らかになっています。
予防歯科がもたらす3つのメリット
予防歯科とは、病気の治療ではなく「病気にならないための予防」を目的とした歯科アプローチです。
定期的な予防歯科の受診には、以下のような大きなメリットがあります。
1. 歯周病やむし歯の早期発見・早期予防ができる
定期検診を受けることで、自分では気づきにくい初期の歯周病やむし歯を早期に発見できます。
軽度な状態であれば、削ったり抜いたりする大掛かりな治療を避け、簡単なケアで進行を食い止めることが可能です。
2. 生涯にかかる医療費の削減につながる
「定期的に歯医者に通うとお金がかかる」と思われがちですが、実際には逆です。
歯を失ってインプラントや入れ歯などの治療を行うことや、歯周病が悪化して何度も通院することに比べれば、予防歯科に通う費用の方が生涯コストを低く抑えられます。
3. お口の爽快感と審美性を維持できる
プロによるクリーニングを受けることで、普段の歯磨きでは落ちないタバコのヤニや茶渋などの着色汚れ(ステイン)が除去され、お口の中がすっきりと清潔な状態に保たれます。
予防歯科で行う専門ケア(プロフェッショナルケア)
予防歯科では、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が以下のようなケアを実施します。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
専用の機械を使って、歯の表面や歯周ポケットに付着した「バイオフィルム(細菌の膜)」や歯垢を徹底的に除去します。
スケーリング(歯石取り)
歯磨きでは絶対に落ちない硬化した「歯石」を、超音波スケーラーなどの専用器具を用いてきれいに取り除きます。
フッ素塗布
歯の質を強化し、むし歯菌に対する抵抗力を高めるフッ素を歯の表面に塗布します。
ブラッシング指導(TTH)
お口の形や歯並びに合わせた正しい歯ブラシの当て方、歯間ブラシやフロスの効果的な使い方を指導します。
予防歯科の効果を最大限に高める「セルフケア」
予防歯科で高い効果を得るためには、歯科医院での「プロケア」と、ご自宅での「セルフケア」の双方が欠かせません。
両輪が揃って初めて、歯周病やむし歯のリスクを大幅に減らすことができます。
自宅で実践したいセルフケアのポイント
【1日1回は歯間アイテムを使用する】
歯ブラシだけではお口の中の汚れの約60%しか落とせないと言われています。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、除去率を80%近くまで高めることができます。
【就寝前の歯磨きを丁寧に行う】
睡眠中は唾液の分泌量が減り、お口の中の細菌が増殖しやすくなります。就寝前の丁寧なブラッシングを心がけましょう。
まとめ:予防歯科で健康な歯を一生モノに
歯周病は、正しい知識と予防ケアによってコントロールが可能な病気です。一度失ってしまった歯や歯槽骨を完全に元通りに戻すことは難しいため、問題が起きる前の「予防」こそが最大の対策となります。
岡山市北区で「最近、歯医者さんに行っていないな」という方は、ぜひこの機会に、LALAごうだ歯科矯正歯科にて予防歯科を受診し、ご自分のお口の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
10年後、20年後も自分の歯で美味しく食事を楽しめる健やかな未来を守っていきましょう。